診療部・医局
精神科・心療内科領域の診療以外にも、入院患者様の高齢化などに伴って増えている合併症などにもきちんと対応できるように、他院と協力できる体制を整えています。各医師それぞれが、学会に所属し資格を取得したりと、皆さまの力になれるよう努力しております。また、チーム医療の一員であることを常に意識し、様々な職種や外部の機関と協力して治療をしていくことを心掛けています。当院は協力型臨床研修病院の認定を受けており、若手の育成にも力を入れています。
看護部
看護部理念:「常思親(じょうししん)」
常に親(家族)を想う気持ちで患者様の立場に立ち、個々のニーズに応じた看護を提供します。豊かな人間性を養い専門的な知識に基づいた心のこもったあたたかい看護を実践します。入院医療から地域医療へと大きく変化しつつある精神科医療の中で、その人らしい生き方を支援できる看護部であるべく、24時間365日様々な取り組みを行っています。
入院部門
新館に精神科急性期治療病棟・認知症治療病棟が各1単位、本館に精神科一般病棟6単位があります。
- 看護方式:チームナーシング+受け持ち看護方式
- 看護体制:二交替
各病棟がそれぞれの機能・特徴を活かし、人間的な触れ合い・コミュニケーションを基盤に「その人らしさ」を取り戻す過程に寄り添いながら日々努力しています。
地域連携部
地域連携相談科
地域連携相談科は、ご本人・ご家族の様々な療養・生活上のお困りごとについてのご相談をお受けいたします。また、地域の医療機関やその他の関係機関と連携を図り、患者様のよりスムーズな受診・治療・相談・退院支援などの援助を行っています。また、地域医療に少しでも貢献できるよう、医療機関からのご紹介を承っています。例えば、認知症や精神疾患、せん妄の診断・治療、往診の相談など幅広く対応いたします。お気軽にご相談ください。
診療技術部
臨床心理科
外来及び入院治療中の方に対して心理面接(カウンセリング)や心理検査を行っています。
公認心理師が、お一人おひとりに寄り添いながら、ご自分と向き合う作業のお手伝いをいたします。
心理面接・心理検査の実施は、医師が総合的に判断して決めますので、まずはお気軽に主治医にご相談ください。
薬剤科
薬剤師は、処方箋に記載されている医薬品を取りそろえたり、散剤については秤量したりする調剤業務を行います。薬同士の飲み合わせ(相互作用)や体に悪い影響(副作用)が出ないか調べることも薬剤師の仕事の一つです。患者様が薬を正しく服用するための注意点を指導することで、最良の薬物療法を支援いたします。
栄養管理科
栄養管理科では、患者様の栄養状態を把握し安全で美味しい病院食の提供に努めています。治療食だけではなく、食物アレルギーや嚥下の悪い方などにも対応できるように様々な食種・形態を用意しています。
毎月の行事食やバイキング、パントリーを使用した温かい食事の提供など、患者様に満足していただけるように取り組んでいます。
その他にも、例えば生活習慣病の方などに対して、調理の工夫や外食の仕方、間食の摂り方など栄養指導や栄養相談も行っています。
診療放射線科
本館・新館ともに一般撮影機器・CT装置を備えています。また、移動が困難な方に対応できるよう、一般撮影用のポータブル機器も備えています。検査画像は、デジタル保存されますので、病棟や診察室にあるパソコンで即座に閲覧することができます。
臨床検査科
体の具合が悪くなって病院に行かれた時に、採血や検尿をしたり心電図をとったりしたことがあるのではないでしょうか?当院でも、採血や検尿、心電図や脳波といった検査を受けることができます。少しでも皆様のお役にたてるように、より速く・正確な結果を出せるよう最新の機器を導入しています。
リハビリテーション部
リハビリテーション科
作業療法
精神科作業療法は、精神疾患により生活に障害をもった方々に対し、個別あるいは集団の中で様々な活動種目『作業』を利用してリハビリを行い、心身の回復や趣味探し、人との付き合い方を学んだりしていきます。また、健康的な部分を更に向上させることも目的とし、その人にとってより良い生活が送れるよう作業療法士が共に考え、“自分らしい生活を豊かに送れる”ようになるお手伝いをしています。
なお、当院では、入院・外来患者さんに対し、作業療法を行っています。
活動種目
趣味活動・創作活動・レクリエーション・スポーツ活動・リラックス(アロマ)活動・軽体操・オーケストラ(音楽活動)・生活教室・服薬心理教育など
その他、年間行事(合同レクリーション)として、新春ゲーム大会・納涼大会・敬老会・スポーツ大会・クリスマス会を実施しています。
理学療法
理学療法には、大きく分けて、身体に障害のある方に対し、「起きる」「座る」「立つ」「歩く」など基本動作の回復を図るための運動療法と、身体に温熱や電気などの刺激を与えて痛みやしびれを緩和するための物理療法があります。
当院では、脳血管障害などの中枢性疾患の後遺症や骨折や変形疾患など整形外科的疾患に対し、機能回復や維持を目的とし、理学療法士が個別に運動療法を行います。
精神科デイケア
デイケアは、外来患者様が地域生活を送るうえで再発予防や生活リズムの獲得、就職、仲間作りなどの目標実現を支援する精神科外来治療のひとつです。医師や看護師、公認心理師、精神保健福祉士、作業療法士などの他職種が様々なプログラムを実施して支援しており、自分で選択したプログラムに参加することができます。
また、メンタル不調により休職または離職中の方の、「働くこと」・「再発予防」を支援するリワーク活動も行っています。
通院先・主治医を変更せずにリワーク(復職・再就職支援)を受けられます
事務部
医療事務課
医療事務課では、入院費や外来の会計業務をはじめとして、各種申請書や入院手続きなどの事務業務、面会対応等を、チーム医療の一員として行っています。
来院される方が一番最初に訪れる「病院の入り口」として、笑顔と温かみのある応対を心がけ、皆さんが安心して医療サービスを受けられるよう、スタッフ一丸となり業務に努めてまいります。
在宅支援部
外来部門
「外来」では、外来を受診される患者様・ご家族が安心して来院できるような関係づくりを心がけています。
また、退院した患者様が地域での生活をより安心して送れるよう、多職種と連携しながら支援していきます。
精神科訪問看護
当院に通院されている患者様とそのご家族が安心して生活が送れるよう、看護師、精神保健福祉士、作業療法士がご自宅にお伺いします。
健康状態や日常生活に関する相談をお聞きします。
病気や障がいと付き合いながら、自分らしく満足できる生活・人生を送ることができるよう支援いたします。
外部サービス利用型指定共同生活援助事業(グループホーム)
ホープ 20室(男性・女性)
共同で生活することによってお互いの力で支え合い、人の役に立つことで自信を取り戻し、社会で生活する喜びを感じることができます。「自分らしく」「安心して」「笑顔で生活を送りたい」と思っている障害者の方を対象としたグループホームです。
空室確認や手続きに関すること、生活費の心配など、お気軽にお問い合わせください。まずは、ご見学や体験をどうぞ!
就労継続支援事業所 えい吉(就労継続支援B型)
「就労したいが自信がない」「仕事をしながらの生活が不安」等の悩みを抱えながらも、
就労への一歩を踏み出したいという思いを持った障害のある方を対象としています。
また、疲れて部屋の清掃や買い物など日常生活ができない状態を放置し続けると体調を崩し、
就労に影響することがあるため、日常生活の負担を軽減できるように部屋の清掃や
手続き同行などの生活支援にも力を入れています。
随時、説明や見学・体験を行っています。お気軽にお問い合わせください。
就労継続支援事業所 えい吉 直通電話 099-296-1190
相談支援事業所 きくぞう
当事業所は、障害のある方・難病の患者さん・その家族が日常生活を送る上での
困り事についての相談や,必要なサービス利用に向けてのお手伝いをさせていただきます。
名前の「きくぞう」は,障害のある方・難病の患者さん・その家族の方々が住み慣れた地域で安心して生活できるよう,
個々のお話をしっかり丁寧に聴き支援したいという思いで付けました。
誰かとつながる最初の一歩として、当事業所をどうぞご利用ください。
相談支援事業所 きくぞう 直通電話 080-8571-4095
→このキャラクターはリワークプログラム Hさんがデザインしました。
医師や看護師の多様な働き方支援・負担軽減のための当院の取り組み
看護職員等の負担軽減及び処遇の改善に資する計画(2023年度)