院長あいさつ
メンタルホスピタル鹿児島 院長の佐藤大輔です。
鹿児島県の隣の宮崎県都城市出身で、高校卒業後鹿児島大学に入学。
卒業後は、大学院に入学し、国立精神神経センター神経研究所に国内留学し、約3年間精神疾患の基礎研究に従事しました。
今後臨床をやる上で、基礎的な考え方や理論の大切さを学び、そのことはその後の医師としての生き方に大きな影響を与えています。
その時にお世話になった先生方や研究生などには大変影響を受け、20年たった今でもその交流は続いています。
帰鹿後は、鹿児島大学精神科に所属しながら、離島を含む(徳之島)鹿児島・宮崎県内の多くの精神科病院で勤務、地域医療について勉強させて頂き、臨床経験を積んでまいりました。
大学に戻ってからは文部教官助手(助教)として勤務後、平成16年退局。川辺の児玉病院(現 こだま病院)で7年間院長として勤務、患者さんの社会復帰・参加について、また患者さん中心の医療について多くのことを学ばせて頂いた後、平成24年より横山病院(現メンタルホスピタル鹿児島)に勤務、院長として現在に至っています。
当院は、鹿児島県では民間精神科病院どしては最も古く、昭和5年「鹿児島脳病院」として開設されて以来、これまで86年の長きにわたり、「人間尊重」を掲げ精神科医療を行ってまいりました。様々な紆余曲桁を経て平成26年4月に現在の公益社団法人となっています。また平成27年9月に新館(急性期病棟48床、認知症治療病棟50床)が稼働し、新たにスタートを切りました。しかし超高齢化社会となり、社会保障制度が根幹から揺らぐ大変厳しい社会情勢の中で、どうやって医療機関として生き残っていくのか。先が見通せない時代になり、経営の見直しも迫られています。
日々努力するのは勿論ですが、理念に基づく方向性を見誤らないようにしなければなりません。
精神障害者の地域移行や、高齢精神障害者の増加、中でも認知症問題、減らない自死者数など、精神科医療は今なお多くの問題を抱えています。
この様々な問題を、少しでも解決できるよう、全職員協力し努力していく所存です。また、今後は「物忘れ外来」や認知行動療法を用いた「復職支援・職場復帰プログラム(リワークプログラム)」などをはじめとして専門外来を充実させていく予定です。どうか、これからも、当法人へのご指導ご協力ご支援をよろしくお願い致します。
メンタルホスピタル鹿児島 院長 佐藤大輔
理念・方針
- 1. 病院理念
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- 地域で必要とされる医療機関を目指し、良質な医療を提供します
- 患者さんを中心としたチーム医療をおこないます
- 全職員は最良(最善)の医療を提供するために常に自己研鑽します
- 2. 患者さんの権利と責務
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- 良質な医療を公平に受ける権利があります。
- 一人の人間として、その人格、価値観などを尊重され、医療提供者との相互の協力関係のもとで医療を受ける権利があります。
- 病気、検査、治療、見通しなどについて、納得できるまで十分な説明と情報を受ける権利があります。
- 十分な説明と情報提供を受けたうえで、治療方法などを自らの意思で選択する権利があります。
- 自分の診療記録の開示を求める権利があります。
- 診療の過程で得られた個人情報の秘密が守られ、病院内での私的な生活を可能な限り他人にさらされない権利があります。
- 良質な医療を実現するためには、医師をはじめとする医療提供者に対し、患者さん自身の健康に関する情報をできるだけ正確に提供する責務があります。
- 納得できる医療を受けるために、医療に関する説明を受けてもよく理解できなかったことについて、十分理解できるまで質問する責務があります。
- 全ての患者さんが適切な医療を受けられるようにするため、患者さんには、ほかの患者さんの治療や病院職員による医療提供に支障を与えないよう配慮する責務があります。
病院概要
病院名 | メンタルホスピタル鹿児島 | |
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所在地 | 〒890-0023 鹿児島市永吉1丁目11-1 ( GoogleMapで見る )
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連絡先 | TEL.099-256-4567 FAX.099-258-0321 | |
管理者 | 院長 佐藤 大輔 | |
診療科 | 精神科・心療内科・神経内科・内科 | |
病床数 |
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主な施設基準 |
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※ 当院は協力型臨床研修病院となっており、研修医の受け入れを行っています。